2025.04.01雪解け水の中の水没林
山形県・白川湖
山形県飯富町の白川湖に雪解け水が流れ込み、湖が満水になると、新緑のシロヤナギが水面から伸びるように姿を現します。その光景は、まるで水の中に森が広がっているかのよう。背景には雄大な飯豊山の山並みが連なり、湖面には青空が映り込んで輝きます。この幻想的な風景は、早春から約2ヵ月間だけ見ることができる、まさに自然が生み出す奇跡のような光景です。
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2025.03.04ジャングルに囲まれた空中宮殿
スリランカ・シギリヤ
スリランカの中央部にあるシギリヤのジャングルの中、垂直に切り立った巨岩シギリヤ・ロックは、スリランカの8つの世界遺産の中で最も有名な文化遺産です。
5世紀末に、高さ約180メートルの巨大な岩山の頂上にシンハラ王朝のカッサバ1世が築いた王宮は、長い歴史の中で形を変え、19世紀イギリス統治時代に発見されました。
大自然の中にそびえたつ姿と、その頂上から見る絶景は訪れる人々を魅了します。
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2025.02.04ガラス細工のような霧氷の森
長野県・中牧湖
長野県の聖高原にある中牧湖は、霧氷の発生率が高いことで知られています。
霧氷とは氷点下で冷やされた水蒸気が木の枝に付き氷の結晶となる現象で、様々な気象条件が揃わないとみることができません。
日の出とともに浮かび上がってくる白い世界はなんとも幻想的です。
太陽が昇り気温が上がってくると消えてしまうはかなさも、この景色をより神秘的にみせているのかもしれません。
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2025.01.07世界一美しい墓
インド・タージマハル
タージマハルはインド北部アーグラにある、ムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが妻のために建設した霊廟です。
白い大理石でつくられた美しい建築物は、1983年インドの世界遺産に登録されました。外観は左右対称で、南門から見ると特にその美しさが際立ちます。
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2024.12.03天空の鳥居
山梨県・富士山遥拝所
山梨の河口浅間神社は864年に起こった富士山の大噴火を鎮めるために、富士山の神様「浅間大神」を祀り建てられた神社です。神社の境内から白滝林道を30分ほど上ったところに、2019年ご神体である富士山を遥拝(ようはい)ができる場所が整備されました。鳥居の前に進むと、霊峰を前に心が静まり洗い清められるようです。
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2024.11.05聖なる宝石箱
フランス・サントシャペル教会
パリのシテ島にあるサントシャペル教会は、ゴシック建築の美しい教会。ノートルダム大聖堂などとともに、世界遺産「パリのセーヌ河岸」の一部として登録されています。礼拝堂を取り囲む大窓につくられたステンドグラスは、総面積640平方メートルにも及び、色と光が織りなす美しい輝きから「聖なる宝石箱」と呼ばれています。
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2024.10.01海の安全を見守り続ける白亜の塔
高知県・室戸岬
室戸岬のシンボル・室戸岬灯台は、明治32年に岬の先端(標高151メートル)に設立されました。灯台の上部に見える巨大な目のようなレンズの直径は2.6メートル。日本一の光量を誇り、約49キロメートル先まで陸地の存在を知らせ、海の安全を見守り続けています。
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2024.09.03進化を遂げたベイエリアからの眺め
シンガポール・マリーナベイ
シンガポールのマリーナベイは、代表的な観光スポットといわれるアイコニックな建築物が並ぶエリアです。
海に水を吐き出すマーライオンが立つ「マーライオンパーク」からは、ビルの上に巨大な船が乗った形をしている「マリーナベイサンズホテル」や、蓮の花の形をした「アートサイエンスミュージアム」、アジア最大の観覧車「シンガポールフライヤー」など、進化したマリーナベイの全容を見渡すことができます。
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2024.08.06天国のような極楽浜
青森県・恐山
宇曽利山湖(うそりやまこ)は、下北半島のほぼ中央、日本三大霊場の恐山にある湖。
直径約3キロメートルのカルデラ湖で、湖底から湧き出す湖水は温泉です。
湖に面した砂浜は『極楽浜』と呼ばれ、その先に天国があるかのようなおだやかな景色が広がっています。
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2024.07.02エレガントな街の美しきシンボル
イタリア・ミラノ
イタリア・ミラノの中心に位置し、街のシンボルとなっているサンタ・マリア・ナシェンテ教会。通称「ドゥオーモ」は1386年に着工し、約500年の時を経てナポレオンの時代に完成しました。高さ108メートル、幅93メートル、奥行き157メートルという世界最大級のゴシック建築で、白大理石の肌には135本もの尖塔、2245体に及ぶ彫像の精巧な細工が施されています。神秘的で荘厳な美しさにカトリック教会とミラノの歴史を感じます。
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